欧米型の食生活を続ければ糖尿病は現在の2〜3倍増加す
日系アメリカ人の2型糖尿病について調査した統計によると、白人より日系人のほうが2型糖尿病を発症する率が高いことが判明しました。40歳以上の日系アメリカ人では2型糖尿病を発症している人が20%を超えています。どうやら白人に比べて日本人は、摂取したエネルギーを無駄に使わずにため込む体質があるようなのです。日本人は飢餓には強いかもしれませんが、現代のような飽食の状況では、どうしても糖尿病になりやすいのかもしれません。ですから、私たちがこのまま欧米スタイルの食生活を続けていれば、将来的には糖尿病を発症する人が現在の2〜3倍に増える危険性もあります。糖尿病を蘭hするには、現在の食生活を見直し、できるだけ体を動かすように心がけて、体重を適正にコントロールすることが基本となります。中国の大慶というところで、食生活や運動と糖尿病の関係について実施した大規模な調査があります。この調査では、糖尿病の濫?Rに対して、食事と運動に関してきちんと指導を受けるグループと、食事の指導だけを受けるグループ、運動の指導だけを受けるグループ、何の指導も受けないグループの4つに分けて糖尿病の発症率を6年ほどかけて調べました。その報告によると、食事と運動の指導を受けたグループはもちろんのこと、食事だけや運動だけのグループでも相当に糖尿病の発症を抑えることができたという結果が出ています。
食生活では、肉料理中心のメニューはなるべく減らして、いろいろな食材、特に魚や野菜、きのこ、海藻などを中心にした栄養バランスのとれた食生活をするように心がけたいものです。
また、肥満を解消したり、血糖値を下げるには運動も大切です。運動といっても、大げさに考える必要はありません。厚生労働省が推進する『健康日本21』では、日常生活で1日10分多く歩くことを目標に掲げています。できれば少し速足で歩くといいでしょう。これを毎日続けるだけでも糖尿病の発症を防ぐことにつながります。
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