花粉症は国民病
森林は、治水迫ヘをはじめとしてお金では代えられないほどの恵みをもたらしてくれている。いくらスギやヒノキが花粉を出すからといって、これ以上人工林、原生林を問わず森林面積を減らしていくのは得策とは言えない。京都議定書の実施に伴う日本の二酸化炭素削減目標6%のうち、3.9%は森林の吸収分が盛り込まれているのだ。それも、適切な手入れをすることが前提になっている。森林分の3.9%を除いた2.1%削減だけでも、日本の産業界は多大な努力を強いられているのである。いかに、森林の力が大きなものであるかがわかるだろう。
また、21世紀の中頃には石油が枯渇する。すると、石油を原料にしたプラスチック製品も作りにくくなる。電力を大量に消費するアルミニウムも今ほど作れなくなるはずだ。加工に大量のエネルギーを消費する鉄も高価になっていくはず。木材、特にスギなど比較的早く育つ早成樹は、21世紀の資源として重要なのだ。鉄とプラスチックに囲まれた未来卵z図は大幅に変り、木の製品だらけの未来社会が訪れるかも知れない。
また、木質バイオマスは、化石燃料なきあとの重要なエネルギー源としても期待されている。そのためにも、人工林をいい状態で維持し、次世代に引き継いでいくことが必要とされている。スギ、ヒノキを毛嫌いするのではなく、それを活かす方法を考えるべきである。
そのために、われわれができることはいくつかある。家を建てる場合には、国産の木で建てる。机や椅子なども、国産材を使ったものを選ぶ。余裕のある人は、ペレットストーブなどを使う。とにかく、徹底的に日本の森を活用するのである。
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