糖尿病と生活習慣
糖尿病は、糖尿病に罹患しやすい遺伝因子を持つ人に、肥満、過食、運動不足、ストレスなどの生活習慣因子が加わって発症します。
糖尿病患者の増加は、人口の高齢化も関係していますが、生活習慣の欧米化と関係していると考えられます。食事では、総摂取カロリーはむしろ減少していますが、脂肪摂取、特に動物性脂肪の摂取量としょ糖の摂取量が増加しています(図4)。また自動車台数の増加、エスカレータやエレベータの設置台数の増加などに伴い、運動量が減少し、その結果として肥満度が増加していることも、糖尿病の増加している原因になっていると思われます。肥満、すなわち脂肪細胞の肥大化は、インスリン抵抗性をもたらし、インスリン需要量を増大させます。インスリンの供給が助ェでないと血糖の上昇を来します。
日本人は欧米人に比べ、インスリン非依存性糖尿病(NIDDM)になりやすいと云われています。広島大学やワシントン大学の調査では、日系米人の方が白人より2〜3倍NIDDMを発症しやすいという結果が出ています。また日系米人のほうが日本人よりNIDDMの有病率が高いのです(図5)。これは、両者間に運動量の差はあまりないので、食事の違い、すなわち動物性脂肪やしょ糖の摂取量が多く、でんぷんの摂取が少ないことによるものと思われます。
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