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糖尿病患者さんの体験談(2)
「1日1万歩って?」想像もつきませんでした。自分が一日何歩歩いているのかなんて数えたこともなければ、学生時代も運動部に所属したこともなく、人生において運動の習慣というものは、まるでありません。唯一、歩くといえば通勤くらいのものですが、家から最寄り駅までは、徒歩10分とかからず運動とは言えません。しかも、仕事をしながら、新しく運動する時間をどうやって作っていこうか悩みました。とりあえず、かたちから入るということで、万歩計とウォーキング用の靴を購入して、通勤は、隣の駅を利用することにしましたが、それでも徒歩15分、2000歩もいきません。これでは、有酸素運動の効果があまり期待できません。何とか延ばそうといろいろと道をためして徐徐に歩数を延ばしていきました。近道を探すのではなく遠回りの道を探すのは工夫がいります。なにしろ、遠回りしすぎて遅刻してしまっては意味がありませんから。いろいろ試してみた結果20分、約3000歩のコースを行き帰り利用するようにしました。

これなら、10分早起きして、10分帰りが遅くなる程度ですので無理なく生活に取り入れることができる範囲です。しかし、休日は、本格的な運動として、多摩川緑地をガス橋から多摩川大橋の間、往復で約4キロを40分、5000歩程度を1日2回歩くようにしました。橋から橋の間は目標がハッキリ見えるのでとても歩きやすいのです。また、雨の日は、川崎で途中下車して地下街を歩いています。連続して歩ける時間がどうしても短くなってしまいますので、階段を上り下りしてメリハリをつけています。そのほか、今まで自転車でいっていたような所も歩いていくようにして、どこまでが何分、何歩といろいろ測定していき、まさに体に覚え込ませていきました。でも、ひさしぶり自転車に乗ってみたら足が痛くなってしまいました。たまには別の筋肉も使わなければいけないことがわかりました。それからは、昼休みに階段の上り下りをやってみたり、ストレッチや筋肉トレーニングの種類や時間を増やしていきました。はじめから今の運動量をこなせたかといえば、たぶん無理だったでしょう。徐徐に増やしていったからなんとかなったと思います。また、体重や体脂肪の増減にあわせて運動量を調整することも忘れてはなりません。無理せず、継続してできるよう工夫していくことが大切だと思います。


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